「ネオ・トランプ主義」を語るのはちょっと気が早いような気もしますが、分極社会のそれぞれの場所でイデオロギカルな硬直が進むアメリカに、ある種の穏健さとプラグマティズムへの期待が生まれることは理解できます。ただ、それはトランプ氏の政権が多くの矛盾と複雑性 ...
CDUは1月10日にハンブルクで開いた幹部会議で、ドイツの成長率を回復させるための経済改革プログラム「 アゲンダ2030 ...
石破総理はトランプ大統領の就任式に岩屋外相を派遣する。自分は日米間の課題をしっかり勉強してからということだろうが、今月中旬で調整されていたトランプ会談を見送る判断が正しかったとは思えない。総理・外相・経産相が揃って孫正義氏に教えを請うのも、何とも奇妙 ...
第7次エネルギー基本計画の原案は、現行の第6次計画が策定された2021年当時から様変わりした国際情勢を反映している。地政学情勢の緊張による安全保障重視の流れと世界的な電力需要拡大の見込みは、再エネとともに原子力を最大限活用するという方針転換に繋がった ...
ロシア・ウクライナ双方の停戦条件に関する隔たりは大きい。トランプ側近らが示唆する条件(戦線の凍結と、ウクライナのNATO加盟プロセスの中断)での停戦をウクライナに強いたとしても、安全の保障がなければ再侵攻の恐れは残る。米国が関与を弱める場合、欧州諸国 ...
第一次政権で史上初の米朝首脳会談を行ったトランプ氏の大統領復帰は、北朝鮮にとって取引の可能性が再び訪れるという意味では好機だ。一方で、金正恩総書記や妹の金与正氏のこれまでの発言には、米国に対する警戒感や拒否感、不信感が滲む。トップ同士の個人的な親交が ...
バイデン政権を経験して、中国はアメリカとの長期戦を戦い抜く覚悟を、さらに強めている。中国の根幹に「東昇西降(中国は昇り、米国は降る)」という世界情勢認識がある以上、トランプ再登場も長期戦略を変更させるものではないだろう。ただし、このために進めた対外依 ...
中国が保有する核弾頭は、2024年前半、5年前の2倍に達したとみられる。トランプ次期政権で想定される対中敵視政策への対抗もあり、勢力均衡を目指す動きがさらに加速するのは確実だ。ただし、両国が一気に「相互確証破壊」まで突き進むと考えるのも早計だろう。中 ...
昨年五月の大統領就任以来、着々と国内の政権基盤を強化しているプーチン・ロシア大統領。政権に批判的なマスコミに対しては刑事事件として捜査のメスを入れるなど、“政敵”を次々と骨抜きにしている。早くも長期安定政権の呼び声が高いが、その ...
フランスを筆頭とする反対派は、トルコの「三つの異質性」に抵抗している――トルコの欧州連合(EU)加盟問題が、今年山場を迎える。十二月のEU首脳会議で、加盟交渉を開始するかどうかを決めることになっているからだ。トルコ問題を延々と先送りして ...
国家安全保障局(NSS)の次期局長には外務省の岡野正敬事務次官が就任する見込みだ。同じく外務省出身の秋葉剛男現局長が推薦しているという。両者の共通点は、時の政権との距離が近いこと。近年の日本外交では首相官邸が実権を握る「官邸主導外交」が目立っている。
ジャニーズにだけ詳しくてもジャニーズは語れない。 これは僕自身が、ジャニーズをはじめ好きなものについて語る仕事をし続けてきた上で、自分に言い聞かせていることである。もちろん、ジャニーズに限った話ではない。「好きな相手しか見ない」と ...