「ネオ・トランプ主義」を語るのはちょっと気が早いような気もしますが、分極社会のそれぞれの場所でイデオロギカルな硬直が進むアメリカに、ある種の穏健さとプラグマティズムへの期待が生まれることは理解できます。ただ、それはトランプ氏の政権が多くの矛盾と複雑性 ...
CDUは1月10日にハンブルクで開いた幹部会議で、ドイツの成長率を回復させるための経済改革プログラム「 アゲンダ2030 ...
石破総理はトランプ大統領の就任式に岩屋外相を派遣する。自分は日米間の課題をしっかり勉強してからということだろうが、今月中旬で調整されていたトランプ会談を見送る判断が正しかったとは思えない。総理・外相・経産相が揃って孫正義氏に教えを請うのも、何とも奇妙 ...
池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。 Foresight ...
新聞記者として少年事件を20年近く取材してきた川名壮志氏が、40代になった少年Aの”更生”を問う『はたして少年A=酒鬼薔薇聖斗は、更生しているのか』は、こちらからお読みください。 日本中を震撼させた神戸市須磨区の小学生五人が殺傷された事件。
第一次吉田茂内閣の誕生は一九四六年五月。日本降伏から九カ月が過ぎていた。以後、四七年五月から四八年十月までの中断ののち、吉田は第二次から第五次まで組閣し、五四年十二月に政権を投げ出すまで、合計七年余にわたり、わが国の指導者だった。
第一次政権で史上初の米朝首脳会談を行ったトランプ氏の大統領復帰は、北朝鮮にとって取引の可能性が再び訪れるという意味では好機だ。一方で、金正恩総書記や妹の金与正氏のこれまでの発言には、米国に対する警戒感や拒否感、不信感が滲む。トップ同士の個人的な親交が ...
中東の夏は物事が進まない。要人は避暑に出て政務は停滞し、政争も一時休戦となる。ただし政治と社会が弛緩した間隙をついて重大な突発事態が起こるのも中東の夏である。一九九〇年のイラクのクウェート侵攻(湾岸危機)は八月二日に始まり、二〇〇 ...
[ブリュッセル発]湾岸戦争下、イラクからミサイル攻撃を受けた経験を持つイスラエルで、有事に備えた訓練が日常化した二月中旬、この日だけイラクを忘れたかのように、「ある国」を敵視する報道がメディアに溢れた。非難の矛先はベルギー。
共産党の志位和夫委員長は五月三十一日、約半月ぶりに党務に復帰した。「風邪による発熱のため」五月十四日に都内で入院し、退院後も療養していたのだ。市田忠義書記局長は三十一日の記者会見で、「参院選の本番に備えて大事をとっていた」と説明し ...
短期予知に力点を置き過ぎてきた地震予知の主流派とは一線を画し、独自の「時空ダイアグラム理論」に基づいた中長期予測を行なう木村教授。その理論とはいかなるものか。大地震の危険はどんな地域で高いのか。地震を予知する――地震学者の唯一最大 ...
中国が保有する核弾頭は、2024年前半、5年前の2倍に達したとみられる。トランプ次期政権で想定される対中敵視政策への対抗もあり、勢力均衡を目指す動きがさらに加速するのは確実だ。ただし、両国が一気に「相互確証破壊」まで突き進むと考えるのも早計だろう。中 ...