マレーシアを巡る豪華列車の旅から、グアテマラの活火山でのハイキングまで、ナショナル ジオグラフィックの探検家、写真家、編集者が厳選した世界の旅先25カ所を2025年も紹介する。
また、心理学者の言う「時間的節目(ランドマーク)」という要素もある。年の初め、卒業、誕生日などの節目には、「精神的に自分たちの過去の習慣を将来の目標から切り離し、一から新しく始められるという気分になれるものです」と、臨床精神科医で米ノースカロライナ州 ...
2024年も終わりに近づき、科学者たちは今年もまた地球の気候について不吉な警告を発している。2024年は観測史上最も暑かった年になることがほぼ確定しているというのだ。さらにいくつかの気候当局の調査によれば、産業革命前に比べて地球の平均気温の上昇幅を1 ...
8月初め、南米ペルー北部ラ・リベルタ州の海岸沿いの砂丘は、青みがかった紫色の果実で覆われていた。ほんの10年余り前には果実の栽培などできないと考えられていた砂漠が、数週間後にはブルーベリーの収穫期を迎える。この乾燥地帯のおかげで、ペルーは今や世界のブ ...
古代メソポタミアでは、バビロンの最高神マルドゥクが、原始の混沌と海水の象徴である悪魔のような竜ティアマトを倒して宇宙に秩序を確立し、世界を創造したと信じられていた。古代中国の竜は、健康、強さ、幸運を表し、水源の守護者であり管理者として崇められていた。
幻想的な雰囲気をまとったギザの三大ピラミッドと埋葬施設。初期のカラー写真法であるオートクロームで撮影された1枚だ。こうした遺構は紀元前2550年から2490年頃に造られたとされている。(参考: オートクロームと旅する世界 ) ...
ウェッデル海はそう簡単に秘密を明かしてくれない。ジョン・シアーズとメンスン・バウンドは何年も前からこの海で最大の宝物を探してきた。だが、荒れた南極の海に浮かぶ流氷に立ち尽くし、負けを認めようとしていた。
コレステロール値を下げる薬のスタチンと組織の再生や修復に用いるナノサイズの構造体を一緒に使うと、視神経を再生・保護する能力が増すことを、米ピッツバーグ大学のグループがマウスの実験で明らかにした。ヒトをはじめとした哺乳類では自然には起きないとされていた ...
南米ペルー北部の海岸沿いの地域では、過去十数年で、ブルーベリー産業が目覚ましい発展を遂げ、今や同国は世界最大のブルーベリー輸出国となった。現在は、気候変動に強い品種の開発が急がれている。
残酷な方法だと思われるかもしれないが、これもニュージーランドが国を挙げて取り組んでいる大きな試みの一環だ。外来の哺乳類がこの国固有の生態系を破壊している。そうした動物が持ち込まれてから数世紀の間に、在来種の多くが絶滅した。こうした種は進化の過程で、地 ...
米国で「殺人スズメバチ」というあだ名で知られるアジア原産の侵略的外来種、オオスズメバチ(Vespa mandarinia)が米国から根絶された。2024年12月18日にワシントン州農業局(WSDA)と米農務省が 宣言 ...
景邁(チンマイ)山の緑豊かな高峰に朝日が昇ってくると、1本の茶の古木に暖かい光が降り注いだ。幅が1.2メートルほどある幹からは、太い枝が張り出し、林冠に届きそうなほど伸びている。風格のある木だ。同じ茶でも、中国各地の茶畑に見られる、窮屈そうに並んだ低 ...